高崎かなみさんの撮影会行ったら本当に高崎かなみさんがいた話

 

 

タイトルを読んで「は?」と思ったそこのお前も「撮影会に行ったら本人いるに決まってるだろww」と思ったそこのお前もちょっと待て。

推してる人に会えるって奇跡だからな???

 

 

 

みなさん高崎かなみさんを知ってるだろうか。

知っている人はもっと知ってくれ。知らない人は今日から知ってくれ。

 

高崎かなみさんは、鬼塚ちひろ的に言えばこの腐敗した世界に現れた天使である。

 

元々なんかの拍子にtwitterでかなみさんの存在を知ったのだが、初めて見た時は可愛い過ぎてマジで合成だと思った。

 

それから投稿された画像やツイートを見れば見る程好きになっていき、友達に「見て.....今推してる女の子なんだけど可愛すぎん.......???」と布教したりしていた。

 

そして昨日、aikoのライブの余韻に浸りながら布団でダルンダルンとtwitterを見ていたら高崎かなみさんの撮影会の知らせツイートが目に飛び込んできた。

 

「ひえぇ会ってみたいけど抽選か予約もしくは富豪じゃなきゃダメなやつやん???」と思いつつツイートを開くと衝撃的な内容だった。

 

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「定員無しで予約不要、どなたでも参加可能じゃと......??」

 

タイスケを見ると一日中出ているらしい。嘘待ってそんなハピネスカムヒアな事ってある????

 

推しと会える思わぬチャンスにマジか明日行こうかな?と考えるも懸念が立ちはだかる。

 

突然女が押し掛けたら邪魔かもしれないという不安。撮影会の男女比を詳しく知らないが、多分男性が圧倒的だろう。

そうすると世界観的に邪魔かもしれない。あと京都みたいに暗黙のルール的なものがおるかもしれない。ぶぶ漬け、出されちゃうかもしれない。

 

会いたいけどどうしたら良いかわからず、その気持ちをそのまま呟いた。そしたら

 

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本人からいいねが来た!!!!!!!!!

 

「エンッ!!!」って声が出て隣で寝てたママに怒られたけど関係ない。

人から来たいいねの中で一番びっくりしたし、バグか偽垢のイタズラかと思った。

 

本人からのいいねに歓喜しつつ、それでも私は本当に行ってもいいものか悩んだ。

いや普段はこんなに悩んだりしない。決断力120% デモデモダッテになる事なんてまぁない。しかし推しを前にした人間というのは非常に臆病になるのだ。

なんたって推しである。迷惑をかけてはいけない、嫌われたら軽く死ねる。

 

考えた挙句、いいねの形がハート型だからという謎理論で「行こう......」と決め、眠りについた。

 

 

 

 

翌日改めて公式サイトを見てみると衝撃的な内容が書かれていた

 

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な、7000円!?!?!?!?!?!?!

 

安っす!!!!!!!!!!!!!

 

 

いや金銭感覚がちょっと狂ってるのは自覚している。でもよく考えて欲しい。推し、もとい“一生に一度くらいは会ってみたい!”という人間と7000円で会えるのだ。安過ぎない?

 

これが海外に住むアイドルだったら、その距離にもよるが、交通費や宿泊費諸々を合わせてどんなに抑えても数万はかかる。

 

考えてほしい。7000円と数万、どっちがゼロに近いか。

 

もちろん7000円に決まっている。だから実質タダなのだ。

 

そもそも私の歴代の推しは同じ次元にいなかったため会う手段が一つもなく、週刊少年ジャンプを枕にして眠り夢で推しに会える事を祈るしか方法がなかった。

 

それが課金で本当に会えるんだから、私からしたら革命である。いくらでも払う。

 

という事で撮影会のサイトの「初めての方へ」「規約」を読んだのだが、腰を抜かした。

 

なんと7000円の内訳は

・6000円は推しを撮影する代(必須)

・1000円はツーショットチェキ代(任意)

であった。

 

 

撮影していいの!?!?!?!?

 

 

まっっったくグラビア界隈に明るくなかった私は6000円入場料、1000円チェキ撮影料だとばかり思っていたのだが、なんとチェキの前に50分撮影タイムがあるらしい。

そこでようやく「あ、だからはなまる“撮影会”なのか!」とようやく気付いた(遅い)。

 

もはや撮影タイムがどんなものなのか想像がつかないが、すんげぇ事だけはわかる。ヤベェ絶対近いじゃん。あとシンプルにカメラがねぇ。

 

思い立ったが吉日のノリで行こうとしていたので、手元にカメラが無かった。

スマホの撮影は禁止。私が持ってるカメラはチェキしかない。家に唯一あったカメラも酔ったパパが踏んだ上に何故かジョイで洗いオーバーキルしてもう動かない。

 

写ルンですを買うか......でも周り一眼の中写ルンですは浮くよな......100%浮く。しかも撮影会だっていうのにインスタントカメラを持って行くのは失礼かもしれない...... 

 

ママにヘルプを頼むと家の奥からガラケーくらいのサイズのデジカメを出してくれた。こんな装備で大丈夫か?という一抹の不安を抱えつつ神保町へと向かった。

 

もちろんめちゃくちゃ緊張感した。

ちっちゃなデジカメ携え女一人撮影会へ向かうのだか緊張しない訳がない。

かなみさんの「午前の部に女の子が来てくれた!」と喜んでいたツイートを心の支えに会場の扉を開けた。 

 

撮影スタジオはなむちゃんず(大学の友人達)とハロウィンで使ったのと似たスタイルの作りで、入り口で6000円の撮影費+1000円のチェキ代を現金前払いするシステムだった。参加者は私以外全員男性だったが、騒がしさや威圧感は全くなく落ち着いた雰囲気でほっとした。

 

首から参加カードを下げドキドキして待っていると不意に隣の扉が開き

 

 

高崎かなみさんが出てきた。

 

 

えええええええ出て来た!!!!!!!!!とちょっとパニックになる。会いに来たんだから出て来る決まってんだろという感じだが、実部を目の前にすると当たり前の事にもすごくびっくりする。

 

まず足長い。日本人の骨格じゃない。そして細い。想像の倍は細い。顔も小さい。グレープフルーツくらいしかない。あとオーラで軽く光って見える。

 

かなみさんも「あ!女の方だ!」という顔をしていた(その顔も可愛かった)。

 

そんなこんなで50分の撮影会は始まったのだが、マジ凄かった。

 

数人いるグラドルの中から撮影したい子の列に並び1分交代で撮影していく仕組みのなのだが、かなみさんはファン一人ひとりに毎回「よろしくお願いしまーす!」と言って頼まれたポーズに対し笑顔で素早く対応していく。すごい。撮影をしながらファンと会話をする。すごい。喋ってるとこも可愛い。すごい。てかそもそも他撮りでこんな美しいのすごい。すごい。

 

語彙力が溶ける凄さだった。

多分だけど、とっても勉強して努力をしたのだと思う(何様)。私も友達とハロウィンやクリスマス、お泊会と何かに付けてよく自撮り・他撮りをして来たが被写体になるというのは中々容易ではない。特に他撮りは前の記事でも書いたようにブスになりやすいのでコツと美貌、経験値がめちゃくちゃ必要になる。

 

高崎プロの凄さに感動している間に、ついに自分の番になったのだが、ここでピューロでの経験が物凄く活きた。

 

私はサンリオピューロランドの年パス保持者であり、月に一度はかならずピューロの綺麗な空気を吸わないと死ぬ奇病にかかっているのだがそこで毎回グリ(キャラクターと会って写真を撮ること)をする。

 

初めてグリをした時は、目の前のキャラに「シ、シナモンだ(白目)」と棒立ちしかできなかったのだが回数を重ねる毎にコツを掴んでいき、今ではイベント内容や服装に言及しつつ「可愛い」を連呼し、一緒に撮る写真のポーズのお願いを出来る立派なサンリオオタに成長した。

 

そんな謎スキルのおかげで、初めてにしては可愛いと伝えたりお話しをしながら写真を撮ることが出来た気がする。

 

「さ、差支えなければ......」と言って使ってるリップやファンデを教えてもらったり、当日の可愛い衣装の話、前に着ていたサンリオの水着の話なんかをした気がする(記憶が眩しくて上手く言語化出来ない)。

 

 

私の友人なら知っていると思うが、私は女体が好きだ。性愛としてではなく、純粋なlikeとして好きで、大学時代はよく友人の胸を揉んでいた(ごめんな)。

この感覚、中々ピンとこないかも知れないが、男性がボディビルの大会で声掛けしたり参考のために良質な筋肉を触らせてもらったりするのに近いと思う。

 

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話が脱線したが、大学生になったあたりから友達の色んな姿を撮る機会に恵まれていたのが功を奏したのか、かなみさんの写真もビックリするくらい綺麗に撮れ「私は篠山紀信か?」となった。

 

冷静に考えたら被写体が天使だから綺麗に撮れたのであって私の才能ではないのだが、いわゆる「イイ写」が沢山撮れて大満足だった。

 

とにかく終始幸せであっという間に時間が終わった。

 

現場の雰囲気も終始穏やかで、はじめこそ緊張しワタワタしたが、後半は撮影列に並びながら、いかに可愛いかなみさんを目とカメラに焼き付けるか腕組みしながら考えていた。ちょっと貫禄があったかもしれない。

 

グラビアの撮影会なので色気やエロスはもちろんあるが、そこに暗さやいやらしさは無くむしろ明るく清々しさすらあった。

 

そして最後のツーショットチェキ。かなみさんは終始笑顔で優しく、ちょっと泣くかと思った。

隣に並ぶと秒で撮られたのだが、かなみさんがめちゃくちゃ可愛く撮れていて本当に嬉しかった。

しかも撮ったチェキにサインをするサービスまである。至れり尽くせり過ぎない???

 

ピンクのペンで名前とサインを書いてくれた時

「ななみ(本名)とかなみ!似てますね!」

と言ってくれた時は「名付けてくれたパパママまじでグッジョブ」と心の中で親指を立てた。

 

唯一の心残りは一枚しかチェキを撮らなかったことだ。更に課金をすれば複数枚撮れる事を知ら無かったことが悔やまれる。知っていたら許される限り撮っただろう。もう遊戯王が出来るくらいの枚数撮ってたかもしれない.......

 

チェキ後、かなみさんは握手をしてくれたのだが、かなみさんのお手てが柔らかくて感動した。私は洗濯婦かな?というくらい乾燥でカサカサしてたのでちょっと恥ずかしかった。

 

「良かったらまた来て下さい!」

と言われて

「絶対また来ます!今日会って更に好きになりました!」

とテンパりつつも、ちゃんと返事を出来たのが良かった。

 

絶対行く。必ずまた会いに行く。今日会えた事でこれまで以上にもっともーっと好きになった。

 

 

一ファンとして、今後ずっと応援していこうと思いながら帰りの電車で改めてチェキを見ると、私の前髪が死んでいて良純眉毛がコンニチハしていたが、かなみさんが超絶可愛く写っていたのでオールオッケー!!!!