ハリーポッターをご存知だろうか?
世界的大ヒットを記録した、J.K.ローリング原作の長編のファンタジー小説で、映画化もされ来年にはスピンオフ映画が上映される事も決まっている大人気作品だ。
しかし、この超人気なこのハリーポッターをよく知らない友人が私の周りには意外といる。
あれ程流行った作品を何故よく知らないのか疑問に思った私は、ハリーポッターを見ていない、若しくは途中で見るのをやめてしまった友人たちにアンケートをとってみた。すると私の友人たちがハリーポッターにハマっていない理由が分かってきた。
1.小説が長い
ハリーポッターは全7編とクソ程ストーリーが長い。
しかも一冊一冊が異様に分厚く 鈍器として人を撲殺する事が可能な程に厚い。
ハリーポッターをよく知らない友人の殆どが活字嫌いであった。中には、好きなアイドルの雑誌の対談インタビュー記事を読むのも苦行という友人もいた(彼女はこの記事も読みたくないかもしれない)。
2.登場人物が多い
確かにコレには私も苦しめられた。とにかく登場人物が多いのだ。主要人物だけでも 50人程いる そしてこのうじゃうじゃいる登場人物が揃いもそろって名前が覚えにくい。
「フィリウス・フリットウイックがポモーナ・スプラウトと会話しているシーンで…」 とか言われても、よっぽどのファンで無い限り「は?」となってしまう。
3.映画が暗い
友人曰くハリーポッターの映画は 暗いイメージがあるという。
「何言ってんのよwww」と思いながら改めて映画を観てみたのだが 確かにめちゃクソ暗い OPから暗い。
大体主人公のハリーが孤独に陰鬱とした夏休みを過ごしているところから物語が始まるのだ。そして画面も大体、黒・灰色・茶色で構成されていると言っても過言ではない。比喩・直喩、どちら的にも暗いのである。
4.登場人物がよく死ぬ
うじゃうじゃいる登場人物だが、クライマックスにかけて「これ書いてる時J.K.ローリング生理だったのかな?」と思う程皆バタバタ死んでゆく。
しかもモブならまだわかるが かなりのキーパーソン達が続々と死んでゆくしかも殆どが魔法の呪文によって死ぬ為 みんな超あっけなく死んでしまう中々見続ける気が起きないのも納得である。
以上の事を踏まえると 友人たちに無理にハリーポッターを勧める必要など無いではないかとも思う。
しかし本題はこれからである。 ハリーポッターをよく知らない友人たちは口を揃えてみな「USJに行きたーーーい!ハリポタのライダー乗ってみたーーーい!」と言うのだ。
!!!待てや!!!
ハリーポッターをよく知らずに言っても絶対楽しくないぞ!!!USJに行ったは良いものの結局よくわからず「今の誰?」「アレは何?」というシーン盛りだくさんだったり、何も知らずに100味ビーンズを食べゲロ味に当たって吐く、といった姿が目に浮かぶ。
ディズニーランドで例えてみよう。ミッキーをよく知らない状態でディズニーランドへ行ったりしたら魅力半減もいいところなのと一緒である。
無知「あの、裏声で話す白黒のアレは何?」 年パス「ミッキーだよ!ネズミのミッキー!」
無知「…なんかミッキーさん滅茶苦茶凄い勢いでドラム叩いてるけど???」
年パス「ビック・バンド・ビートだよ!」
無知「(???)そっか〜?」
こうした流れが、USJでも起きてしまいかねないのである。
ということで、前置きがハリーポッターよろしくクソ長くなってしまったが、ハリーポッターをよく知らない人でもUSJを楽しめる様に1分でわかる様にまとめてみた。
以下が【1分でわかるハリーポッター】である。
覚えるべきキャラクターは5人でいい。
「ハリー」 主人公
「ロン」 男友達 いい奴
「ハーマイオニー」 女友達 優秀
この三人はズッともであり、ずっと一緒に過ごしてきたサンコイチである。
最悪、麻雀っぽい名前の男友達と、女の子がいたなぁ位の認識でもいい。
残りの2名は
「ダンブルドア校長」 味方 強い
「ヴォルデモート」 敵 ラスボス 鼻が無い
この2人の名前も最悪覚えなくていい。クソ強い校長と、鼻が無いラスボスがいる事だけ覚えてくれればいい。
そしてここで一つ、ハリーポッターを見る上で重要な事を伝えよう。 敵は「黒・緑」、味方は「白・赤」とテーマカラーで分かれているのだ
もはや派閥を隠す気ゼロ、冷静に考えて身バレしまくりなのだが、この法則に則って観れば登場人物をいちいち覚える必要はない。一部例外例外はあるが、黒い人達が飛んで来たらまず間違えなく敵の集団なのでわかりやすいはずである。
ハリーポッターは端的に言うと 学園ドタバタファンタジーである
魔法学校の寮で暮らしつつ、ハリーは達三人は 毎年何かしらのハプニングに巻き込まれるのだ
ハリーは複雑な過去を持っているせいでラスボスにずっーーーっと目をつけられている。毎年ハプニングに巻き込まれるのも、このラスボスのせいである。
そんな可哀想なハリーを校長はずっと護ってきたのだが、ハリー本人はかなりの強運を持っており、ズッともメンバーと一緒に自分たちの力でハプニングを乗り越えてきた。
空をほうきで飛んだり、杖と呪文で魔法を繰り出したり、ドラゴンや妖精がいる世界でハリーは毎年毎年奮闘するのである。
しかし物語の終盤、最強かと思われた校長を敵に殺され世界もいよいよヤバいことになり、ついにブチ切れたハリーとズッとも達はラスボスを倒すべく学校には行かず旅に出て下準備を行い、すったもんだの末、ラスボスを倒し世界は再び平和になる。よかったね、ハリー。という話である。
本当は、ハリーが強運なのは死んだ母親のおかげだったり、ロンとハーマイオニーが付き合ったり、ライバルが闇落ちしたり、ダブルスパイをしている先生がいたり、胸熱展開が目白押しなのだが、如何せん1分でわかる様にまとめたためそこは割愛した。
気になる人は映画を観ればいいと思う。