【出来事】一区切りついた話

クリスマス前ではあるが、一足早くこの一年を振り返って見ると私にとって2017年は激動の一年であった。

 

意気揚々と入社した私だったが、あんな事こんな事があってブッ倒れ、休職するだなんて、一年前の私は全く想像していなかった。

 

働かないという状況を羨まれたこともあるが、休職は人が思うよりも中々しんどいものである。

 

もちろん休んでいるのだから、働いているよりは楽なのは間違い無いが、センター試験一週間前の焦燥感が絶えず襲って来ると言うとわかりやすいだろうか?中々精神的にキツイものがあった。

 

とにかく目覚めてから眠りにつくまで。何百回、何千回も「どうしてこんなことに」と考えても仕方のない事に思いを馳せ続けていた。

 

私が悪い、誰が悪い。何がダメで、どうするべきだったのか。

 

最近になってようやく、休職という結果にこうした明確な解答は無いことを理解しはじめたが、完全に気持ちの整理がついた訳ではない。悶える夜は未だある。

 

 

 

 

主治医の勧めで時々外へ出て友人と会うこともあったが、それ以外の時間はひたすら家で身体を休めるか、家事をするか。それくらいしかする事が無い。

 

おかげで油汚れに異様に詳しくなってしまった。

 

とにかく体力が失われていたため、長時間外で遊ぶという事が出来なくなっていたし、薬の影響か文章を集中して読む事も苦手になっていた。

 

11月半ばあたりからは大分精神力を取り戻し、アレコレ行動を起こしてはみたが、いかんせん判断力が戻らない状況だったためロクな結果にはならなかった。

 

 

 

我ながら踏んだり蹴ったりの一年である。

 

 

 

しかし、私がこうして「この一年はクソ大変だったなぁ」と過去を振り返られるのは友達のおかげである。

 

本当に、友達には感謝してもしきれない。

 

休職中という、どう扱ったらいいのか分かりづらい私という存在に、色々な友達がそれぞれの形で寄り添ってくれた。

 

気分転換にと遊びに誘ってくれた友達や海まで車で連れて行ってくれた友達。最寄り駅まで会いに来てくれた友達、LINEや電話をくれた友達、そっと見守ってくれた友達。

 

どれだけ救われたかわからない。

 

「そんな会社今すぐやめろ!!!」と言ってくれた友達「今辞めるのはもったいないからとりあえず休め!!!」と言ってくれた友達、今はどちらにも感謝している。

 

家族への感謝も尽きないが、友達という存在なくしてはここまでこれなかった。おそらく荒川にでも身投げしていたと思う(マジ)。

 

 

 

 

休職中も私はちょいちょいSNSを弄っていた。「休職中のくせに遊んでんじゃねーよ」と思わせてしまったかもしれない。その事についてはずっと心に引っかかっていた。本当に申し訳ない。

 

ただ、友達と会う事は私にとって大切なリハビリであり、誤解を恐れず言うのであれば「友達と遊べない状態なら仕事なんて到底出来ないじゃろ?」という認識だった。

 

またいつだったか、今すぐ会えない距離にいる友人が、私が心配だからと無理矢理東京に来ようとした事があった。

そんな子達に、私は今日もそこそこ生きてますよと発信したかったのだ(実際死亡説もでた)。

 

それでもイラッとした人はいるだろう。ごめんなさい。

 

 

 

 

突然こんな事を書き出したのは、明日会社での面談があるからだ。

詳しい内容は伏せるが、復職に際した面談である。

 

 

 

ようやく一区切りついた。

 

 

 

まだ何がどうなるかは全くわからない。休職の延長を勧められるかもしれないし、滅茶苦茶遠いところに飛ばされるかもしれない。

 

それでも、ここまで漕ぎ着けられた事に安堵をしている。

 

一時は起き上がる事さえ出来ず、泣きながら寝返りを打つだけで一日が終わる日もあった。

 

低体重(見た目にあまり現れないのが腹立つ)や服薬等の問題はあるものの、突然泣き出したり倒れたりなんて事は無い。へらへらした私はどうにか無事に帰ってくる事が出来た。

 

 

 

 

 

必要とされない地獄にいた私に、友達というかけがえのない役割を与えてくれた全ての友達に特別な感謝を込めて、明日は久々に出社したいと思う。

メンヘラよ「 NANA」に還れ

寂しさに負けたメンヘラが男に思わせぶりなLINEを送って心の寒さをやり過ごしてるであろう今日この頃。みんなは元気だろうか?


私はコカコーラゼロ依存症と戦っているが、そこそこ元気だ。




今回お伝えしたいのは

「メンヘラはNANAを読め」

ということである。




就活の時に「結論から述べよ」と徹底的に洗脳されたせいでつい出オチしてしまった。

ここでこの文章を読むのを止めても全く問題ないのだが、少し説明させてほしい。


昨今「ファッションメンヘラ」や「病み垢」など、心の隙間を示す言葉のバリエーションがニトリの家具ばりに増えてきているがみんなはどうだろうか。メンタル、ちゃんとヘルシーだろうか?


ここで一つ、メンヘラについて言いたいことがある。




【メンヘラだって良いじゃない人間だもの】




というのも、メンヘラというのは危惧すべき害獣として扱われがちだが、松岡修造と血縁関係にない限り誰しもメンヘラになる可能性はあるのだ。


リスカしないとメンヘラになれないなんて事はない。メンヘラはいつだって門戸を広く開いて待っていてくれている。


極端に言えば、西野カナの歌詞に一度でも共感したことがあればメンヘラの才能があるし、誤解を恐れず言うのであれば、aikoの「キラキラ」がプレイリストのお気に入り欄にあるならメンヘラ予備軍である。


繰り返しメンヘラと書き過ぎたせいで軽くゲシュタルト崩壊しつつあるので、メンヘラの定義はこれくらいにしておくが、以上の文を読んで身に覚えがあった人は少なくないのではないだろうか。

 

私はメンヘラを悪者にしたくない。

なぜなら、愛を求めるがあまり苦しいと感じる、極めて人間らしい感情こそがメンヘラの根源であるからだ。


文字を大きくしてまで言うことではないかもしれないが、とにかくメンヘラという生き物は全部が全部そんな恐ろしい生き物という訳ではない(時々シャレにならないメンヘラもいるが)。


そんなこんなで、ライトなメンヘラから左手ザクザクのガチメンヘラまで、幅広いメンヘラに推したいのが伝説の少女漫画「NANA」である。


「よく知らんけど名前は聞いた事ある」という人は多いだろう。

私の周りもそういった友人だらけなのでよくよくわかる。


何を持ってそんな全力でメンヘラに「NANA」を勧めるのかというとNANA」を読む、というショック療法を行うことで、メンがヘラる原因になっていた悩みがちっぽけに思えるという絶大な効果があるからである。


NANA」のストーリーはあらすじで示せるほど簡単ではないので「読んでみて下さい」としか言えないのが非常に歯痒いが、代わりに「NANA」の名シーンをザクザクと紹介していきたい。




まずは「NANA」ーりぼんコミックス1巻、71pのこのシーンを見てほしい。

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耳も目も心も非常に痛いシーンである。これは

「家族の様に育ってきた可愛い愛犬に腰を振られた気分」

という女性の感覚と

「散々振り回された挙句、トモダチという名の便利屋にされた」

という男性の感覚の差が如実に表れているシーンであり、悲しいかな、現実世界でもあるあるな話である。



次は「NANA」ーりぼんコミックス3巻、78pのこのシーンを見てほしい。

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前後のストーリーや詳しいキャラクター説明がなくても、女なら叫ばずにはいられないシーンである。


こんな女が同じクラス、同じ職場にいるだけで自分の恋路はメタメタにされてしまうと、第六感アラームが鳴り響いて止まないこと間違いなしである。



次は「NANA」ーりぼんコミックス13巻、p17のシーン。

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語るだけ野暮である。この世の真理が1コマ目に詰め込まれている。



そして「NANA」ーりぼんコミックス14巻、p13 ファン同士のやりとりである。

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愛というのは同性同士でも牙を剥き、ランク付けされることを生々しく表したシーンである。他人からしたらたかがファンかも知れない。しかし誰かを愛し崇めるファン当事者としては、一人ひとりが戦場で戦う騎士なのである。



最後に「NANA」16巻、p37のこのシーンを紹介する。

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このシーンの何が凄いかというと、冷淡に突き放している様に見えて、よくよく読むと「会いたくなるだけ」と好意は否定していないのだ。

「面倒な女だ」とか「鬱陶しい」だとかいくらでも言い切る事が出来るのに、「会いたくなるだけ」と言うだなんて、怒りながらも愛があるなによりの証拠ではないか。あぁ素晴らしい。




とにかくこの様にメンヘラ、いや、全人類の心と記憶を揺さぶるシーンが「NANA」には散りばめられているのだ。


「辛いのは私だけじゃない!」

と思えるかもしれないし

「こんな世界でどっぷり恋愛をしたい!」

と憧れるかもしれない。


私は「うおおぉ」と一気読みをして心を奪われた後、「NANA」のありとあらゆるシーンがボディーブローの如くズンと後から効いてきた。


刺激が強過ぎてメンヘラが悪化するかもしれないという副作用には注意が必要だが、それでも私はメンタルがずくずくと傷みはじめたそこのあなたに「NANA」を読むことをお勧めしたい。






クソどうでもいいが、このタイトルコールは「やくしまるえつこ」の『少年よ 我に帰れ』という曲をを文字ったものである。

NANA」や「メンヘラ」とは1ミリも関係無いが、いい曲なのでここでこっそりオススメしておく。


【思った事】眠れない夜には遺書を書く

 

タイトルはバリクソ重いが、内容はわたあめくらい軽いので安心してほしい。

 

現に今もフェイスシェイプアップに効果があるというベロ回し体操で、ぐるぐると舌を回し、大変な変顔をしながらこの文章を書いているくらいなのでどうか構えないで欲しい。

   

 

 

 

「眠れない夜」これは誰しも経験あると思うのだが、その時あなたは何をするだろうか?

 

蜂蜜入りのホットミルクを飲む?気に入ってる音楽をかける?アロマを焚く?

いっそお散歩に出て見るのもいいかもしれない。

 

小難しい本やスマホでネットのまとめを読むという行為は、結局眠れないのだがやってしまいがちな事である。

 

 

 

何をするかは、眠れない理由によって変わってくるかもしれない。

 

お昼寝のし過ぎで眠れない人、昼夜逆転してて眠れない人、疲れ過ぎて眠れない人、仕事での理不尽な体験がリフレインして眠れない人......色々である。

 

何をしても眠れない重度の不眠の場合は、心身が疲れきっているのが原因だろう。

 

なんにせよ、眠れない夜は言葉にし難い苦痛を伴う。なぜなら眠れずとも必ず夜は明けてしまうからだ。

 

私は小学生の頃くらいから「明けない夜はない」という事実が恐ろしく、ずっとこのまま夜だったら眠れなくても辛くないのにと何度も夜明けを呪ってきた。

 

何もせず目を瞑って布団に横になって心身を休める。

普通ならここで眠れるのだが、眠れないスイッチが一度入ると

 

...腕がちょっと痒い気がする......身体が暑い.......足は寒い......そういえばアレ明日やんなきゃ.......アレはどこいったんだっけ......

 

と頭の中で心配事が飛び回りなんだがムズムズしてしまい眠れない。

 

 

そんな、寝返りを打てどもうてども眠れない時、私は遺書を書く。

 

......

  

イヤイヤいやいやそんな引かないで、待ってまってそんな重いものと捉えないで。かるーく「◯◯の人生振り返り日記!」くらいのノリだから!!!

 

しかも、書くと言っても大体は精々メモに残す程度である。頭に浮かべて終わりの日もザラにある。

 

 

ただ、ひたすらこれまでの事を滔々と振り返る。

生まれてから今までの壮大なスケールでもいいし、入学から卒業、何歳から何歳まで、など、どういった区切りでも構わないから振り返り思い出していく。

 

自分がどんな人間で、どんな事をしてきたか。

 

素晴らしい、キラキラとした宝石のような薄荷色の思い出は、沢山掘り出して1つ1つ磨き、窓辺に飾るように文字にしていけばいい。

思い出したくもないような痛い思い出は、その思い出ぴったりサイズの専用箱に優しくしまってあげるといい。そしてその箱に小さな覗き穴を開け、そこから少しずつ思い出を見返していけばいい。

 

 

自分の過去をまとめられてきたら、多分少し興奮すると思う。

 

あんなことがあった、こんな奴がいた。

 

でも慌てないで!そこのSNSエゴサハンター!

そこで思い出の人をFacebookなどで検索をかけ始めると、これまでの眠りの努力は一気に台無しになる。

 

冷静に、人生を振り返った上で、誰に何をどんな言葉で伝いたいかをまとめていく。

 

 

 

 

明日の朝、自分が死んでいる設定で。

 

 

 

親、兄弟姉妹、親友宛は、書いてるうちに、自然と涙が溢れてくるかもしれない。

普段は言えない感謝の言葉や、あの日謝れなかった懺悔など、するすると出てくるのではないだろうか。

 

身近な人に宛てるのがなんだか嫌だというのなら、近所の犬や育ててる途中のサボテン、大事にしてきたぬいぐるみに書けばいい。きっと少し笑えて少し切なくなるだろう。

 

 

 

 

眠りは一種の死だとも考えられる。

明日目覚めた自分が、今日の自分とイコールである保証などどこにもない。

 

だから人は日記を書き、日記の集大成として遺書を書く。

 

眠れない今を仮死状態と仮定して書く遺書は、きっと眠れない時間の有効活用にはとても適しているはず。

 

むしろ眠れない時間にしか出来ない事だ。

昼間は明る過ぎて思い出は光飛びしてしまう。

夜の闇がスクリーンを覆う帳になるからこそ、記憶を鮮明に映し出す事が出来るのだ。

 

 

 

さあ遺書を書く心の準備は出来ただろうか?

必要なものは、眠れない時間だけである。

 

 

 

この文章を読んでいたら眠くなってきた?

それはよかった。遺書を書かずに眠れるのなら、それにこしたことはない。

 

 

 

 

 

ぐっすり、おやすみなさい。

 

 

【出来事】きっとみんなのまわりにも増える人たちについて

もともと有言実行タイプだったが

「倒れるまで働く!」

と言っていたのは流石に冗談だったのに、労働の神様にはジョークが伝わらなかったらしく、本当に倒れてしまいこの度休職する運びとなった。

 

まさかポジティブ適当人間feat.雑である私が、心身をやられて休職することになるとは思わなかった。

 

医者から転職を勧められつつ薬を飲み、毎日泣きながら出勤・退勤をするという、レ・ミゼラブルのコゼットばりに可哀想な日々を過ごしていたのだが、私のところにはジャンバルジャンより先に限界が来たらしい。

 

8月のある朝、私はパタンと倒れてしまった。そこが駅だった為、親切なサラリーマンと駅員により駅員室へ運ばれたのだが、そこでうっかり眠ってしまったため、私は駅員の問いかけに反応出来ず、駅員は

 

「このOL、し、死んでしもうた......」

 

と相当焦ったらしい。

そして救急車を呼ばれてしまった。

 

救急車を呼ばれた事のある人ならわかると思うが、救急車は一度呼ばれると乗車拒否出来ない雰囲気になるのだ(こんなん↓)。

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突然の事態に恐縮しながらも、社会人としての自覚を持った私は極めて冷静かつスマートに搬送された(はずだ)。

 

 

途中車内で

「上司に電話したい。そして会社に行かねばならぬので降ろして欲しい。」 

と救急隊員の人に懇願すると、隊員は笑顔で私のiPhoneを受け取り、上司に

「おたくの黒田さんという社員が倒れたので◯◯病院へ搬送します」

と言った。

 

慈悲深い、無慈悲である。

 

クソ余談だが、搬送先が決まるまで時間があり暇だった為、隊員と少しおしゃべりをしたのだが、隊員がICU(集中治療室)の話をしてるのに、私が足湯と勘違いをしてアンジャッシュのネタの様になり、勘違いがわかった瞬間、車内がかつて無いほど笑いに包まれ大変和んだのはいい思い出である。

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しかし和みが過ぎたのか、病院についたら私はまた眠ってしまった。叩いても揺すっても起きない私を見た研修医は

 

「脳に異常がある可能性が高いです......」

 

と母に言い深刻な顔でCTを撮り、写り出された何も異常が無い私の脳を見て苦し紛れに

 

「うーん綺麗な脳だ」

 

と言ったそうだ。なんでも鑑定団かよ。そんなとこ褒めんなや。

 

その後来たベテラン看護婦に

「病的に眠りが深い人はこうやって起こす」

と、胸の中心を思っくそグーでグリグリされその痛みでようやく私は目覚める事が出来た。

泣くほど痛かったので、痛いのが好きな人は試してほしい。

 

痛みでイライラしながらゆっくり顔を上げると、娘が救急車で運ばれる事に些か慣れ始めた顔の母と、なぜか満面の笑みの次長が立っていた。

 

 

じちょう

 

 

次長(じちょう)とは

民間企業や行政機関などの組織において、部門責任者の職務の代理者もしくは次席として置かれる職務・役職である。

 

 

ガバッと起き上がり

「次長ぉ!」

と歌舞伎役者の様に叫ぶと、次長は微笑んだまま

「いいのよ寝ててね^ ^無理しないで^ ^」

と言って母と医者と休職の相談をはじめたのだ。

 

あの次長が、である。

 

30分の面談のところ、私だけ100分かけて詰めに詰めたあの次長である。

「親や先生、友達は騙せてこれたかもしれないけど私は騙されないから。あんたのメッキはもう剥がれてんのよ!」と叫んだあの次長である。

 

「え、やばくね?なになにちょーこえーんだけど」

 

と突然の事態に語彙力がギャルみたいになりながらテンパっていると、次長からあっさりと休職命令が出たのである。

 

私の部署とOJTはクソブラックだが、会社自体はオフホワイト仕様の為、休職の制度は整っているらしい。

 

医者、上司ともに休みなさいと言われ、半ばボーゼンとしながらも休職する事が決まり、現在は主治医に言われた通り一日の大半を横になって過ごしている。

 

 

 

あ!!!!そこのお前!!!!お前だよお前!!!!  

ちょっと「羨ましい〜」とか思ったろ。「寝てられるのいいな〜」とか思ったろ!

 

 

めっっっっっっっちゃ辛いからな鬱(コレ)

めっっっっっっっちゃめんどいからな!!!

 

  

「知らねーよメンヘラ黙ってろ」って思ったそこのお前も聞きなさい。

 

これからみんなの周りには、おそらく、悲しいことに、私みたいなヤツがぽつぽつ現れてくると思う。

 

それは同期だったり、大学のサークルの先輩だったり、友達だったり、兄弟姉妹だったり。親かもしれない。

 

そこで、先駆者の私が鬱がどんなもんかをザクザクっと書くので興味のある人はナナメ読みでもしてもしもの時に備えて欲しい。

 

 

私は休職しているものの結構軽い方で、自力でお風呂にも入れるし、あらかじめわかっている予定に対してエイッ!と力を出せば外出も出来る。

 

しかし、ほとんどの時間は家の布団の上で過ごし、スマホをいじる気力も夜の一部の時間帯のみで、あとはひたすら寝返りを打っている。

 

寝ても眠りが浅く、悪夢を見る事が多く、叫んで起きる事もままある。

 

主治医には

「気分転換に人と話すと良いでしょう」

と言われているため、時々友達と会ったりするが、それもあらかじめわかっている予定オンリーで、心身の準備が出来ない突然の誘いは心がついていかないため絶対に受けれない(今から新宿これるー?的なやつだ)。

 

また現在の私には波があり、ノリに乗ってる時は高田馬場にいる早稲田生ばりにはしゃぎ、通常時よりも元気なのだが、波がおさまると撃沈してしまう。

そうなるともう風呂トイレ以外は動かず、ずっと泣きながらyoutube音姫みたいなヒーリング音楽を聴いて過ごす他なくなってしまう。

 

先々週、友人と会ってから新宿へFP3級の試験に行くというチャレンジをしたのだが、疲労と人の多さで後半試験の記憶がない。多分受験はしているはずだが、どう帰ったかさえもう覚えていない。そしてその後3日程無事撃沈した。

 

人と会っている間はいつもの黒田でいられるのだが、バイバイした瞬間からズドーンと気持ちが落ち、心がざわついて仕方がなくなってしまう。

 

そのため遊び呆けるなんて出来ないし、集中力と処理能力が落ちているため好きな読書も出来ず、具合がMAXに悪い時はTVの音すらしんどかったりする。

 

また

「時間あるし海外行きたーい♡」

と思った3分後に

「もう消えてなくなりたい...」

と思う事もある。とにかく感情の落差が激しいのだ。

 

 

いやいや、まっこと不思議な病である。

 

 

ここまで読んでコイツやべえぞとゾッとしたそこのお前。

 

心配しなくていい。

私は幸運な事に両親・友人・同期の理解がめちゃくちゃ深く、誰に休職の話をしても

「うんうん、ゆっくりおやすみ......」

と聖母の様な労りの言葉を貰う。本当にありがたい。

おかげでゆっくりではあるが、病状も少しずつ落ち着いて来た気がする。

 

こうして環境に恵まれているため、メンヘラの様に誰かに依存したり、死ぬ死ぬ詐欺はしないので安心してほしい。

 

 

 

ただ、本当に、これは病であって気合や根性じゃどうしようも出来ないのだ。

これは休職した者の言い訳ではなく、本当なのだ(まぁこれも主観でしかないが)。

 

 

これまで私は結構根性論派だったのだが、根性じゃどうしようも出来ない領域がある事を今回知った。

 

会社に行かなきゃ、と根性で泣きながらもスーツを着ていたが、根性もやがて尽きる。しつこい様だが根性だけでは限界が来るのだ。

 

これからきっと、あなたの身の回りで私の様な人が増えてくる。その時一つ、声をかけてやって欲しい。

 

「頑張って!」や「元気出してー!」

 

などではなく、何か優しく寄り添うような一言を、どうかかけて欲しい。

 

 

 

 

 

私はそうした言葉たちにどれだけ救われたかわからない。

 

【出来事】職業に貴賎は無いと言うけれど

大事な事なので先に書くが、この話は長いし暗い。そのため書いておいてなんだが、この体験談は読む事をお勧めしない。




JKビジネスというものをご存知だろうか?

※誤解の無い様言っておくが、これは私がJKビジネスをした話ではない※

JK、つまり女子校生(の格好をした女の子)と触れ合う代わりに代金を支払うというビジネスである。

このJKビジネスは法的にグレーなモノが多く、近年取り締まりは強化しているものの全てを摘発するには至らないでいる。

JKビジネスの内容は様々で、ただJKを見ているだけのコースから一緒に散歩するコースや、マッサージをしたりされたり出来るコースもあるという。

そんなJKビジネスに対し「ありえない」「信じられない」「厭らしい」と嫌悪感を覚える人もいるだろう(というかそういう人が殆どだろう)。

しかし私はJKビジネスを提供する側も享受する側も、一概には言えぬ様々な事情があるのだろうと考えてきた。

そしてひょんな事からJKビジネスを【享受】し実態だの現状だのを知った。そして想像通りそこには簡単に拒絶の言葉で切り捨てられない世界があったのでここにまとめたいと思う。




就職活動中、とにかくお金がない私は時間を潰す際に献血へ行く事があった。献血をした事が無い人はピンとこないかも知れないが、最近の献血所のホスピタリティはとても厚く、そこらのカフェよりよっぽどくつろぐ事が出来るのだ。

そのため私は何度か、漫画や雑誌が充実している秋葉原献血所に行ったのだが、そこで一人の美少女と知り合った。仮にMとする。

彼女も暇つぶしと社会貢献を兼ねて献血所に来ていた。しかし献血は身体の負担を考え規則が非常に厳しく決められており、頻繁に通う事が出来ないようになっている。

そのためMとはその場限りの関係で終わるのかと思ったが、帰り際にLINEを交換を求められた。普段私は安易にLINEを交換する事を避けているのだが、Mの美少女力に負けてQRコードを提示した。

それからポツポツと連絡を取る様になり、献血所以外の場所でも会う様になっていった。時期が時期だった為、私はスーツで会う事が多く、逆に彼女はいつも私服だった。会話はたわいも無い内容ばかりだったが、自然とお互いの身の上話は避けて話していた様に思える。


そんな4月のある日、秋葉原で説明会があった私は帰りに電気街のあたりをウロウロしていたのだが、
まぁ勘の良い人ならもう既に分かっていると思うが、そこでJKの格好をしたMに会ったのだ。

見て見ぬフリをすれば良いものを、疲れで頭の回っていない私はわざわざMに話しかけに行ったのだ。当然Mは狼狽えていたし、必死に弁解をしていた。しかし私の価値観として、人様に迷惑さえかけていなければお金の稼ぎ方は自由だと思っているので「落ち着いて 笑」などと言いながらいつも通りに彼女に接した。

その日の夜中、MからLINEが来た。ざっくり言うと「軽蔑しないでくれてありがとう」という事と「これからも仲良くして欲しい」という事の2点だった。

上でも述べた様に、私はJKビジネスに対し特にこれといった嫌悪感を覚えていない。そのためあっさり「これからもよろしく」的な内容を返した。

あえて言うならば、元々なんとなく、Mの仕事内容を察していたのかもしれない。

それからは互いに忙しくなかなか会えない日々が続いたが、時間があれば秋葉原へ行きMを探すようになっていた。連絡先を知っていながら、どうしてわざわざ歩いて彼女を探すのか自分でもよくわからなかった。好奇心とも、心配心とも違う形容し難い気持ちに突き動かされての行動だったのかもしれない。明確な理由なく私が誰かの為にここまで行動するのは珍しい事だった。

そして4月末の寒い雨の日、Mが高架下でビラ配りをしていたのを見つけた私は居ても立っても居られず、ついに彼女の時間を買った。

この行動が正解でない事はわかっている。

綺麗事抜きではっきり言おう。私は彼女が誰かに買われてしまうのが嫌で彼女の時間を買ったのだ。同情心も、もしかするとあったかもしれない。けれどあの日、華奢な肩を濡らしながらビラを配る友人を寒い高架下に置いたまま去らなかった自分は間違ってなかったと思いたい。


その日私はMの3時間を買って、1時間散歩をした後2時間添い寝をしてもらった。本当は3時間みっちり、普通に友だちと遊びに行くようにMとあちこち出掛けたかったのだが、彼女が働くお店は散歩する際に場所の制限があり、自由にどこでも出掛ける事が出来なかった。また強い雨の日だった事もあって散歩を続ける事が難しく、最後の2時間は彼女のお店へ行く事にした。

正直、お店に行ったら何か怖い目に合うのではとヒヤヒヤしたが幸い変なことも、ぼったくられる事もなかった。

お店の詳細は伏せるが、店内はカーテンで仕切られブース状になっており、丁度金融の面接会場の様になっていた(あんなに広い場所では無いが)。

そのブースの中でMと、薄い毛布の上で、お互いゆるゆるとした体勢で色んな話をした。話というよりも、おしゃべりに近かった。そしてそこで初めて彼女の身の上について詳しく知った。

ぼかして書くと、MはJKでは無いが10代。そしてお金が必要な状況であった。莫大な金額ではないが決して少なくも無い金額である。そのため本業と並行してこの仕事をしているとの事だった。
彼女は決して頭の悪い子ではない。頭の悪いフリをしているが、実際は聡い方だと思う。彼女は誰かに騙されている訳ではなく、自分の意思でこの仕事を選択したのだと思う。

この仕事中は嫌な事も多いという。それはここに書くのが憚られるような内容だった。

それでも彼女は自分自身に対して一定のプライドを持っていた。だからこそ、一度“沈むと”戻れない様な界隈には踏み込まず、ギリギリの仕事をするに留まっていたのだろう。

JKビジネスは仄暗い海だ。ほんの少しの明りを頼りにMは必要なお金を稼ぎつつ、Mらしさを保っている。しかし油断するとあっという間に波に攫われてしまう。そしてこの海は一度沈むと二度と浮かび上がってはこれない。


そんな彼女は私の就職活動をとても労ってくれた。環境が違う私の、ある種贅沢な苦労を彼女は案じ、成功を祈ってくれた。もしかすると建前やおべっかの一種だったのかもしれない。
しかし美しい白い指で、あがり症の私の手のひらに何回も「人」の字を書いてくれたMを、私は信じたい。

あの時のあの場所は異空間だった。薄いカーテン一つ向こうではどんな不幸が起っていてもおかしくはない。そんな状況で私とMだけは、まるで親友とのお泊まり会の様な、楽しい時間を過ごしていた。

カード払いが出来たのは幸いだった。お陰で彼女に金欠で空っぽの財布を見せずに済んだし、何より“買った”感覚が薄らいだ。

帰り際に、Mが反射的に「また来てね」と言った後「今のやっぱなし、また、会おうね」と言い直したのが忘れられない。

30歳から始めるドモホルンリンクルを21歳から始めたら11才の肌になるのか?

ドモホルンリンクルという化粧品をご存知だろうか?


女性はもちろん、男性でも知ってる人は多いのではないだろうか。朝10:00位に起きてTBSをつけていると必ずCMが流れてくるアレだ。

ドモホルンリンクルは、再春館製薬所という熊本に本社を置く会社が作っている基礎化粧品である。

なぜ突然ドモホルンリンクルについて語り出したかというと最近肌がヤバイのである。

ニキビ等のあるある肌荒れならば、別にそこまで慌てたりしない。大人しく薬を塗って早く寝るだけである。

そうではないたるんできた気がするのだ

21歳で!!!学生なのに!!!女子大生なのに!!!肌が!!!たんるで!!!ダルダルパーティー!!!

優しい友人は
「えー?そんな事ないよ?大丈夫だよー?」
と言ってくれるのだが、スッピンという名の真実は非常に残酷である。特に日の下で見る肌は目も当てられない。もう鼻の辺りなんて戦後の東京、焼け野原の様な有様である。

そうなってしまった原因はあり過ぎて困る。

昔クソほど日焼けをした後皮がめくれて顔がジャムおじさんみたいになった事がある……
現在は1日3時間以上スマホを見ているし、甘いものは日々食べ過ぎている……睡眠リズムは3:00就寝の11:00起床、運動不足も甚だしく最寄り駅の階段を登るのも億劫でエレベーターを使っている有様である……

上記の生活習慣を改善するのが最善な気がしなくもないが、そうした生活習慣は徐々に治していくとして、とりあえず化粧品を変えてみようと思い立ったのがつい2週間程前の事である。

しかし本当に肌が衰えて来たのは私だけなのだろうか?疑問に思った私は友人達にそれとなく聞いてみた。すると

「化粧が濃くなった 21/女性/美少女」
「ファンデを厚くせざるおえない状態 21/女性/美少女」
「輪郭が変わった気がする 23/女性/美女」
「写真を撮った時、これまでには無かった影が映るようになった 22/女性/美女」

みんな同じような悩みを抱えていた(みんな美肌でそんな風には見えなかったが)。
私の様な顔面偏差値の低い人間も、振り返る様な美少女・美女の友人達も、同じ様な悩みにぶつかり困っていただなんて、人間人類皆兄弟とは言ったものである。

しかし友人達には美しさや可愛さというアドバンテージがあるが、そうでない私はおちおちしていられない。即行動しなければボコボコダルダルのブスという濁音たっぷりの取り返しのつかない事になってしまう。

兎にも角にも私の肌は岐路に立たされているのだ。


そこで何が肌に効くのかとアレコレ考えた末に思いついたのが冒頭のドモホルンリンクルなのである。

なぜドモホルンリンクルなのかというと、むかしドモホルンリンクルのCMの使用者の声か何かでこんな事を聞いたことを思い出したのだ。

『ドモホルンリンクルを使う様になってから、年齢が10歳若く見られるようになりました。』

10歳。

10歳!!!!!

今10歳若返ったらワシなんて11才やんけ!!!
11才と言えば小学校5年生。肌質なんて、なんもしなくてもぷりぷりのつるつるのすべすべのふわふわですやん!!!そんな肌になれたらファンデーションなんか即ゴミ箱に捨てるわ!!!だっていらねーーーもん!!!

11才の肌になれたらそれだけで人生ハッピーの極みである。だってどんな個性的なパーツが顔に散りばめられていたとしても、肌が綺麗ならば結構マシに見えるじゃん……

しかし、ドモホルンリンクルのCMはこんな事も言っている。

『30歳からはじめるドモホルンリンクル』

なんとまさかのR-30である。なんと2025年までおあずけ…いや未来の話過ぎて鬼が笑い死にするわ…

しかし、冷静に考えて30歳からでは間に合わないのではないだろうか?
30歳からはじめて20歳の肌になったって、ねぇ?だって20歳の肌って意外と荒れてるからね!だめだ待ってられぬ!!!

と思いその勢いのままドモホルンリンクルのサイトへ飛ぶとこんな文字が飛び込んできた。

『お肌に悩みを抱える全てのお客さまに…』

なるほど、30代からはじめるのが一般的だけど、別に悩んでるなら何歳からでもいいらしい。肌の衰えが気になり過ぎて毎日8時間しか眠れない私はこの条件に当てはまる。
しかし、次にこんな文が続いていた。

『申し訳ありませんが、初めてのお客様にはお売り出来ません。』

一見様お断りだなんてお前は老舗割烹料理屋か!!!とキレかけたが、よくよく見るとそういう事ではないらしい。
ざっくり言うと3日分の無料お試しセットを送るから、それを使って良さを感じられた人だけに買ってほしい、という事らしい。

3日分の無料お試しセット!?!?

なんて太っ腹なのだろう再春館製薬は!熊本は今も震災の影響で大変だろうに...…無料だなんて...…イケズと勘違いし大変申し訳ない…...

先日ついにクレジットカードが止まり、ブラックリストに名を連ねてしまった私もこれなら安心である。

そういう訳で21歳の私がドモホルンリンクルを使うと11歳肌になれるのか、という検証をしてみた。

 


【対象者の設定】
今回の対象者は肌がたるんできた私である。個人的に目元と口元、頬と鼻(というか顔全域)がヤバイと感じている。

 


【検証方法】
とりあえず、ドモホルンリンクルの無料お試しセットを使い切ってみるという方法をとりたいと思う。
もちろん、お試しセットだけで10歳若返るとは思っていない。そこまで頭がお花畑なワケではないので安心してほしい。

無料お試しセットで少しでも若返りを感じられたら良しとすることにする。甘めの判定かもしれないが、3日分なのだから致し方ない。

「それじゃあ検証タイトルがおかしいじゃねえか!!!」
と言われてしまうかもしれないが、お試しセットを使って若返えったらその後購入し、11才への若返り検証を続けたいと思うので許してほしい。

 


【検証結果の予想】
ドモホルンリンクルは、高い。保湿液60日分で5400円である。
コレだけなら、まぁそこまでバカ高くないように思えるかもしれないがドモホルンリンクルはセット商品である

一つだけ使うのは推奨されておらず、セットで使うのがデフォである。

ドモホルンリンクルのラインラップは以下の通りである。

化粧落としジェル 5400円
洗顔石鹸 5400円
泡の集中パック 12960円
保湿液 5400円
美肌活エキス 10800円
クリーム20 14040円
保護乳液 5400円


多くね?????

過程、多くね??????何回顔に塗りたくるん???????

そして高くね?????

フルでトータル59400円である。これらは全て2ヶ月分なので1ヶ月だと29700。うっは〜高い、とにかく高い。

でも払えない額では無いのがズルい。社会人なら払えちゃうじゃないか。

しかし毎月3万をぶん取るのだから成分もそれなりにこだわっているだろう。
(実際、漢方とか和漢とか、なんか色々いい成分が入っている)

うん。効くだろ、多分。

 


【検証活動】
かくして私はドモホルンリンクルを3日間使ってみた。

健気なブスの朝は早い。
ペタペタペタペタと朝からドモホルンリンクルを塗り込む私を母は不憫そうに見つめていたが、こちとら若返りがかかっているのだからそんなものは気にしていられない。

夜は朝よりも過程が増える。 「これもはや油絵じゃね?」と思いながらもペタペタペタペタとダルダル予備軍の顔に塗り込んでいく。そんな私に父が「なんかお前いまハワイの民芸品みたいだぞ!」という、私にもハワイにも失礼な言葉をぶつけてくるが、負けずにドモホルンリンクルを信じてペタペタし続けた。

しかし、結果はクソつまんないものになった。

 


【5.検証結果】
三日後、鏡の前には何ら変わり映えのない私が写っていた。

「わぁ!まんま私やんけ!」というのが正直な感想だ。

とりあえず序盤に捨てたファンデーションを拾っておこう。

アレだけ家族の眼差しにも負けずペタペタを続けたにも関わらず全く変化が無いのはどうしてかと悩んだ末、お客様センターにも電話をしてみた(これはクレームではなく、何か疑問点や不安点があった際に電話出来るサービスを利用したという事だ)。

この電話でのやり取りははしょるが、お客様センターの人は神対応であった事だけは書いておく。

お客様センターの人の話をまとめると
「あんたの肌は言うて若いから、あんま効果実感出来なかったんだわ。シワが出来てから出直してくれ、因みにたるみが気になるなら表情筋鍛える方が早いぞ」
との事だった(繰り返すが、お客様センターの人は神対応で、本当はこんな言葉遣いでは無い)。


【6.考察】
やはり『30歳からはじめるドモホルンリンクル』という文言は正しかった。

昔から母に「もうちょっと人のアドバイスを聞きなさい」と言われてきたが、その言葉がこれ程沁みた事はない。

やはりドモホルンリンクルは基本的に30歳くらいから使いはじめるべきなのである。
ただし、例外的に『超乾燥肌で若いのにシワが目立つ』とか『それでもはやいうちから良い化粧品を使いたい』という人は使っても良いと思う。

 


【7.まとめ】
今回、ドモホルンリンクルを作る再春館製薬には3日間とはいえとってもお世話になったので、アラサーになったらまたお世話になりたいと思う。

今の私がすべきなのは高い化粧品をペタペタする事ではなく、ベロ回し体操なのだ。

万が一、公共の場にも関わらずクセで無意識にマヌケ面でベロ回し体操している私に会ったら、静かに縁を切るのではなく、一言声をかけてほしい。

ハリーポッターを知らない友人たちへ、誰でも1分でわかる世界的超大作

ハリーポッターをご存知だろうか?


世界的大ヒットを記録した、J.K.ローリング原作の長編のファンタジー小説で、映画化もされ来年にはスピンオフ映画が上映される事も決まっている大人気作品だ。


しかし、この超人気なこのハリーポッターをよく知らない友人が私の周りには意外といる。


あれ程流行った作品を何故よく知らないのか疑問に思った私は、ハリーポッターを見ていない、若しくは途中で見るのをやめてしまった友人たちにアンケートをとってみた。すると私の友人たちがハリーポッターにハマっていない理由が分かってきた。



1.小説が長い



ハリーポッターは全7編とクソ程ストーリーが長い。

しかも一冊一冊が異様に分厚く
鈍器として人を撲殺する事が可能な程に厚い。

ハリーポッターをよく知らない友人の殆どが活字嫌いであった。中には、好きなアイドルの雑誌の対談インタビュー記事を読むのも苦行という友人もいた(彼女はこの記事も読みたくないかもしれない)。



2.登場人物が多い



確かにコレには私も苦しめられた。とにかく登場人物が多いのだ。主要人物だけでも
50人程いる
そしてこのうじゃうじゃいる登場人物が揃いもそろって名前が覚えにくい。


「フィリウス・フリットウイックがポモーナ・スプラウトと会話しているシーンで…」
とか言われても、よっぽどのファンで無い限り「は?」となってしまう。



3.映画が暗い



友人曰くハリーポッターの映画は
暗いイメージがあるという。

「何言ってんのよwww」と思いながら改めて映画を観てみたのだが
確かにめちゃクソ暗い
OPから暗い。

大体主人公のハリーが孤独に陰鬱とした夏休みを過ごしているところから物語が始まるのだ。そして画面も大体、黒・灰色・茶色で構成されていると言っても過言ではない。比喩・直喩、どちら的にも暗いのである。



4.登場人物がよく死ぬ



うじゃうじゃいる登場人物だが、クライマックスにかけて「これ書いてる時J.K.ローリング生理だったのかな?」と思う程皆バタバタ死んでゆく。

しかもモブならまだわかるが
かなりのキーパーソン達が続々と死んでゆくしかも殆どが魔法の呪文によって死ぬ為
みんな超あっけなく死んでしまう中々見続ける気が起きないのも納得である。



以上の事を踏まえると
友人たちに無理にハリーポッターを勧める必要など無いではないかとも思う。


しかし本題はこれからである。
ハリーポッターをよく知らない友人たちは口を揃えてみな「USJに行きたーーーい!ハリポタのライダー乗ってみたーーーい!」と言うのだ。



!!!待てや!!!


ハリーポッターをよく知らずに言っても絶対楽しくないぞ!!!USJに行ったは良いものの結局よくわからず「今の誰?」「アレは何?」というシーン盛りだくさんだったり、何も知らずに100味ビーンズを食べゲロ味に当たって吐く、といった姿が目に浮かぶ。


ディズニーランドで例えてみよう。ミッキーをよく知らない状態でディズニーランドへ行ったりしたら魅力半減もいいところなのと一緒である。



無知「あの、裏声で話す白黒のアレは何?」
年パス「ミッキーだよ!ネズミのミッキー!」


無知「…なんかミッキーさん滅茶苦茶凄い勢いでドラム叩いてるけど???」


年パス「ビック・バンド・ビートだよ!」


無知「(???)そっか〜?」



こうした流れが、USJでも起きてしまいかねないのである。


ということで、前置きがハリーポッターよろしくクソ長くなってしまったが、ハリーポッターをよく知らない人でもUSJを楽しめる様に1分でわかる様にまとめてみた。



以下が【1分でわかるハリーポッター】である。



覚えるべきキャラクターは5人でいい。 



「ハリー」 主人公


「ロン」 男友達 いい奴


ハーマイオニー」 女友達 優秀



この三人はズッともであり、ずっと一緒に過ごしてきたサンコイチである。


最悪、麻雀っぽい名前の男友達と、女の子がいたなぁ位の認識でもいい。


残りの2名は


ダンブルドア校長」 味方 強い


「ヴォルデモート」 敵 ラスボス 鼻が無い



この2人の名前も最悪覚えなくていい。クソ強い校長と、鼻が無いラスボスがいる事だけ覚えてくれればいい。


そしてここで一つ、ハリーポッターを見る上で重要な事を伝えよう。
敵は「黒・緑」、味方は「白・赤」とテーマカラーで分かれているのだ

もはや派閥を隠す気ゼロ、冷静に考えて身バレしまくりなのだが、この法則に則って観れば登場人物をいちいち覚える必要はない。一部例外例外はあるが、黒い人達が飛んで来たらまず間違えなく敵の集団なのでわかりやすいはずである。


ハリーポッターは端的に言うと
学園ドタバタファンタジーである


魔法学校の寮で暮らしつつ、ハリーは達三人は
毎年何かしらのハプニングに巻き込まれるのだ


ハリーは複雑な過去を持っているせいでラスボスにずっーーーっと目をつけられている。毎年ハプニングに巻き込まれるのも、このラスボスのせいである。

そんな可哀想なハリーを校長はずっと護ってきたのだが、ハリー本人はかなりの強運を持っており、ズッともメンバーと一緒に自分たちの力でハプニングを乗り越えてきた。

空をほうきで飛んだり、杖と呪文で魔法を繰り出したり、ドラゴンや妖精がいる世界でハリーは毎年毎年奮闘するのである。


しかし物語の終盤、最強かと思われた校長を敵に殺され世界もいよいよヤバいことになり、ついにブチ切れたハリーとズッとも達はラスボスを倒すべく学校には行かず旅に出て下準備を行い、すったもんだの末、ラスボスを倒し世界は再び平和になる。よかったね、ハリー。という話である。


本当は、ハリーが強運なのは死んだ母親のおかげだったり、ロンとハーマイオニーが付き合ったり、ライバルが闇落ちしたり、ダブルスパイをしている先生がいたり、胸熱展開が目白押しなのだが、如何せん1分でわかる様にまとめたためそこは割愛した。



気になる人は映画を観ればいいと思う。